躁鬱病は治療法が確立されており、症状の改善が可能

原因を知る

躁鬱病の原因はまだ、完全に解明されているというわけではありません。遺伝しないというわけではありませんが、それだけで発症するわけではありません。また環境的要素も深い関係があるとはいわれていますが、どのような過程をたどって発症するかまでは判明されていません。鬱病とは異なり、病前は明るくて社交的な人が多いというデータもあります。複雑にこれらの要素が組み合わさることで、発症するのではないかと考えられています。

躁鬱病を発症する前には、鬱病を発症していることが多いというデータもあります。鬱状態が続いていたのに、急に躁状態になり、鬱病から躁鬱病に診断が変わることも多いのです。鬱状態も躁状態も脳の伝達物質に何らかの理由で異常が起こっている状態なので、関連があると考えられています。躁鬱病の原因ははっきりと解明されているわけではありませんが、治療法は整っています。特に有効とされるのが、向精神薬を使った投薬治療であり、これで多くの人の症状が改善されている実績もあります。

向精神薬にも様々ありますが、躁鬱病の治療で用いられるのは主に抗不安薬と抗精神病薬です。抗鬱薬に関しては、あまり使われません。稀に抗鬱薬によって、躁状態が酷くなる場合もあるからです。これらの薬には、不安を軽減したり、イライラを抑えたりする作用があります。躁鬱病は、主にこの気持ちの波が大きいという状態なので、これらの向精神薬を用いた治療が有効なのです。